『ビバリー・ヒルズ・コップ』映画が復活か テレビ版はキャンセル
エディ・マーフィの代表作『ビバリーヒルズ・コップ』を復活させるテレビドラマ企画が、残念ながら頓挫してしまったようだ。しかし同時に、映画化に向けた企画が進行し始めたという。
同ドラマは、エディが演じた刑事アクセルの息子アーロンを主人公としたスピンオフシリーズとして企画されたもの。アーロン役を映画『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』のブランドン・T・ジャクソンが務め、パイロット版にはエディをはじめ、ローズウッド役のジャッジ・ラインホルドも出演。さらに映画『メン・イン・ブラック』のバリー・ソネンフェルド監督がメガホンを取った。
まさに豪華布陣が敷かれたパイロット版だったが、放送局のCBSはシリーズ化をパス。製作を手掛けたソニーとパラマウントは他局にパイロット版を持ち込み、シリーズ化の実現を図っていた。
そんな中、同シリーズの製作総指揮を務めるショーン・ライアンは、自身のツイッターで「悲しい知らせだ。『ビバリーヒルズ・コップ』パイロット版の他局への売り込みは失敗した」と報告。シリーズ企画が実質的に頓挫したことを宣言した。
一方でショーンは「シリーズファンに良い知らせもあるんだ」とツイート。「パイロット版の評価が良かったので、パラマウントが新しい『ビバリーヒルズ・コップ』映画の企画を進めることになった」と明かした。同作の映画シリーズについては、かつてエディ主演、ブレット・ラトナー監督で4作目の企画が進行していたが、2011年にエディが製作はしないことを明言。アクセルの活躍がスクリーンで描かれることはないと思われていただけに、ファンにとってはまさに朗報といえるだろう。(編集部・入倉功一)