松本人志の最新作『R100』トロント国際映画祭に出品!『大日本人』『しんぼる』に続く3作目で最高賞受賞なるか?
松本人志監督4作目の最新作『R100』が、カナダで9月5日(現地時間)より開催される第38回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門に出品されることが決定した。
同部門は「エッジのきいた才能の聖地」とも呼ばれる独特の世界観が魅力の作品を上映する部門。松本監督にとって同部門への出品は第1作『大日本人』、第2作『しんぼる』に続く3作目となり、最高賞である「観客賞」の初受賞に期待がかかる。
「本映画祭では、過去にも松本監督のワイルドな演出スタイルが大いに話題になっている」と言うプログラミング・ディレクターのコリン・ゲデス氏は、同部門の「観客が大喜びする最高傑作を作り上げた」と松本監督を絶賛。映画祭側は映画の完成前から熱烈なオファーを送っていたという。
また、ミッドナイト・マッドネス部門は深夜に上映されることも特徴の一つだが、主演の大森南朋は「この作品は、眠気が襲ってくることは決してありません」と断言。「ひと言では語りつくせない魅力が満載」と完成作に自信を見せ、松本監督の「ぶっちぎりの世界観の中に居させていただいたことがとても幸せであり、楽しかったです」と充実感たっぷりに語っている。
『R100』は、都内の有名家具店で働く主人公・片山(大森)が、謎のクラブ「ボンテージ」に入会したことから巻き起こる摩訶不思議な体験を描いたファンタジー・エンターテインメント。大地真央や寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、佐藤江梨子、渡辺直美が魅惑の美女にふんし、主人公の日常生活に次々と現れていく。
米アカデミー賞の前哨戦としても世界から注目を浴びるトロント国際映画祭で、松本監督の新作がどのように評価されるのか? 米大手映画スタジオのコロンビア・ピクチャーズでリメイクされ、映画『アイ・アム・レジェンド』のニール・モリッツのプロデュース、『タイタンの戦い』のフィル・ヘイ&マット・マンフレディによる脚本が進行中の『大日本人』同様、話題を集めることになりそうだ。(編集部・小松芙未)
映画『R100』は10月5日より全国公開
第38回トロント国際映画祭は現地時間9月5日から15日までカナダで開催