坂本龍一、ベネチア映画祭コンペ審査員に!『風立ちぬ』も出品
音楽家の坂本龍一が、現地時間8月28日より開催される第70回ベネチア国際映画祭コンペティション部門の審査員を務めることが明らかになった。今年の同部門には、宮崎駿監督の映画『風立ちぬ』が出品されている。
今年の同部門の審査員は、審査委員長を務めるベルナルド・ベルトルッチ監督を筆頭に、監督・脚本家のアンドレア・アーノルド、撮影監督のレナート・ベルタ、女優のマルティナ・ゲデックなど9名を予定(内1名は未発表)。これらの審査員が、最高賞にあたる金獅子賞ほか、主要部門を決定することになる。
今年のコンペ部門には、『風立ちぬ』を含め、世界各国から20作品が出品されている。同映画祭では、2004年に宮崎監督の映画『ハウルの動く城』がオゼッラ・ドゥオロ賞を受賞しているほか、過去には黒澤明監督の『羅生門』や北野武監督の『HANA-BI』が金獅子賞を受賞するなど日本映画と相性がよいことで知られており、坂本の審査員就任が『風立ちぬ』の受賞を後押しすることになるかどうかにも注目したい。(編集部・福田麗)