アラサーの若手芸人シソンヌが中高生の間でブレイク！人気の秘密は……？

　ツッコミ担当の長谷川忍とボケ担当じろうから成るお笑いコンビのシソンヌが、女子中高生の間で人気急上昇中だという。2006年に結成してから7年、アラサー（じろうが35歳、長谷川が34歳）にもかかわらず「若手芸人」として活動している二人の魅力に迫った。

　流暢（りゅうちょう）な英語で下ネタを話す外国人キャラの「スケーベ・ジョブズ」をはじめ、熟女キャラ「川嶋佳子」など、圧倒的な演技力を持つじろうがさまざまな人間にふんするコントは「お笑いと演劇の中間」。お笑いファンはもちろん、彼らの演劇的要素が好きだというファンも多いという。

　近所にいるちょっとおかしな人を描いたコントなど、テレビの放送コードギリギリの危険なネタも含め、シソンヌならではの圧倒的な世界観で形成されるコントは、吉本の社員からも「第二のラーメンズを思わせる」と期待を寄せられる芸人だ。

　昨年末、渋谷にあるヨシモト∞ホールで開催された「ing！to 2013 ～iNFINITY nEXT gENERATION～」では、若手芸人たちがしのぎを削るランキング形式のお笑いネタバトル「彩～irodori～East」のTOP3にジューシーズ、ジャングルポケットと共に入賞し、ヨシモト∞ホール2013年の看板タレントに。今年は「ABCお笑いグランプリ」の決勝に進出したほか、ルミネtheよしもとで行われた単独ライブのチケットは即完売となり、快進撃が続いている。

　結成当初は放送作家や芸人仲間からの評価ばかりが高く、万人受けしなかったという二人。今週末にはヨシモト∞ホールにて、「女による女のためのR-18文学賞」映画化シリーズ第2弾となる青春ラブストーリー『ジェリー・フィッシュ』の主演女優2人とコントに挑戦するという異例のライブ「シソンヌとコント」も決まっており、二人は「初めてのことに、今から楽しみ！」と気合十分の様子。「吉本の演技派」コンビのこれからに大いに期待したい。（編集部・森田真帆）

「シソンヌとコント」は8月2日ヨシモト∞ホールにて開催