『トリック』完結編で初の海外!原点回帰がテーマ…奈緒子の出生の秘密にもスポット
仲間由紀恵と阿部寛の名コンビがさまざまな超常現象に立ち向かう人気シリーズ「トリック」の完結編となる映画『トリック劇場版 ラストステージ』が、マレーシアでシリーズ初となる海外ロケを敢行した。以前から海外で撮影をしてみたかったというキャスト陣だが、主演の仲間は「まさか最後の作品が海外になるとは……」と寂しさをのぞかせている。
ロケが行われたのは、“ネコの街”としても知られるマレーシア・クチン。今月5日のクランクインから約3週間にわたった撮影は、2000年のシリーズ第1作と同じ夏の撮影となり、仲間は「キャスト・スタッフが汗だくで頑張っているという懐かしい“トリック”らしい雰囲気の中で撮影できました」と、阿部も「第1作のような雰囲気が再現されるんじゃないかと期待しています」と原点回帰をアピールした。
シリーズを通して関わっている堤幸彦監督は、マレーシアをロケ地に選んだ理由について「地球の東西、南北の中間に位置し、複雑な歴史背景の中で多民族が住み、様々な宗教と文化が混在し、ジャングルの中でWi-Fiがつながるという自然と現代文明が交錯する不思議な土地は、奇妙なダークさと底抜けな明るさが混然一体となった“トリック”の世界にピッタリです」と説明。「今や大スターの仲間由紀恵さん、阿部寛さんですが、撮影に入ってわずか1秒で、奈緒子と上田に戻ってしまっていました」と撮影を振り返った。
また、完結編では原点回帰というテーマに沿って、仲間演じる主人公・奈緒子の出生の秘密にもスポットが当たるとのこと。東山紀之、北村一輝、水原希子といった新キャストが参加することも発表され、彼らが仲間、阿部をはじめとするレギュラー出演陣とどのように絡むのかにも注目だ。
映画『トリック劇場版 ラストステージ』は2000年にスタートした人気シリーズの3年ぶりの新作映画にして完結編。奈緒子(仲間)と上田(阿部)は、貿易会社社員・加賀美(東山)の誘いに乗り、海外の秘境に向かう。奈緒子は立ち退きに応じない部族の呪術師(水原)のトリックを見破ろうとするのだが……。(編集部・福田麗)
映画『トリック劇場版 ラストステージ』は2014年1月11日より全国公開