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ペナルティ・ヒデの小説家デビューに相方ワッキーは舌打ち

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小説家デビューを果たしたペナルティ・ヒデ
小説家デビューを果たしたペナルティ・ヒデ

 中川秀樹として、「四季折々 アタシと志木の物語」で小説家デビューを果たしたお笑いコンビ、ペナルティ・ヒデが、出版記念イベントを紀伊國屋書店新宿本店で行い、初の作品を生むまでの苦労話を明かした。

ほろ酔いのペナルティ・ヒデ 写真ギャラリー

 構想に4年、執筆に4年をかけて完成させたデビュー作は、原稿枚数900枚を超える上下2冊の大作。「昔から本が好きで、浅田次郎さんや大沢在昌さんみたいに書いてみたいと思っていたが、4年前、嵐の二宮(和也)くんに話したら、やってみなよと背中を押され書き出した」というヒデ。「ライブの楽屋や新幹線の中、トイレの中、とにかく常に文章をいじっていたかったから、執筆はスマホだった」という。

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 さらに、書いている途中に、そのスマホが壊れて文章が全部消えてしまったこともあったといい、「ガラケーから数えれば、全部で3台使いました。1日8時間。文才がないから4年もかかってしまった。しかも最後の1年は、竹書房の編集の方に徹底的に直されて。でも元々体育会なので、苦しい方が燃えた」と語った。

 相方ワッキーの反応について「楽屋でずっとスマホをいじっているので、何しているんだろうと思っていたようです。出版が決まって初めて小説家デビューを話したら『また手広くやって』と舌打ちされました」と明かしたヒデは、「これからは8割作家活動で、というのはまったくのウソで、お笑いをずっとやっていきます」と宣言。それでも記者たちからは「中川先生」と呼ばれて照れ笑い、苦笑いを浮かべていた。

 本作は、依頼者の願いをかなえる“便利屋”の仕事をする女性を主人公に、さまざまな人生模様を描いた感動のファンタジー。ヒデは「実は、次の作品ももう書いてしまって。まったく別の物語です」と早くも第2作を執筆したことを明かしていた。(取材:岸田智)

「四季折々 アタシと志木の物語」は発売中 上巻1,260円 (税込み)、下巻1,575円 (税込み)

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