米アカデミー賞会長に初のアフリカ系 女性は30年ぶり3人目
アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは現地時間30日、新会長にシェリル・ブーン・アイザックス氏が就任したことを発表した。同会長にアフリカ系アメリカ人が就任するのは同団体の86年の歴史で初めて。女性は30年ぶり3人目となる。
昨年は同副会長だったアイザックス氏は現在、マーケティングコンサルタント会社のCBIエンタープライズの社長を務めており、同社ではアカデミー賞を受賞した『アーティスト』『英国王のスピーチ』などの作品のマーケティングを手掛けた。以前には大手映画会社のニュー・ライン・シネマ、パラマウント・ピクチャーズにも籍を置いており、『フォレスト・ガンプ/一期一会』などの作品を担当した。
また、同日にはディズニー / ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるジョン・ラセター氏、衣装デザイナーのジェフリー・カーランド氏、メイクアップアーティストのレオナルド・エンゲルマン氏の3名が副会長に就任。プロデューサーのディック・クック氏が会計を、映画監督のフィル・アルデン・ロビンソン氏が書記を務めることが発表されている。(編集部・福田麗)