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シャロン・ストーンが語るポルノ女優リンダ・ラヴレースの母親役とは?

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シャロン・ストーン
シャロン・ストーン

 映画『氷の微笑』、『カジノ』などの女優シャロン・ストーンが、新作『ラブレース(原題) / Lovelace』について語った。

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 同作は、1972年にポルノ映画『ディープ・スロート』に出演して一躍有名になったリンダ・ラヴレースアマンダ・セイフライド)の人生を、夫チャック(ピーター・サースガード)との出会いによってポルノスターになる過程と、逆に暴力を振るわれ売春までさせられる生活を描いた話題の新作。監督は、映画『セルロイド・クローゼット』のロブ・エプスタインジェフリー・フリードマンが共同でメガホンを取った。

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 リンダの母親役を演じるうえで「共同監督ロブとジェフリーは、リンダの母親の資料を多く集めてくれた。わたし自身も、インターネットを通して入念に調べたし、写真なんかも見つけた。あの時代(70年代)のわたしは10代で、育ったペンシルベニア州には、リンダの母親に似たような母親がたくさん居たわ。当時でもコーヒーショップやダイナーなどで働いて子どもを育てている母親は、それほどめずらしくなかった」と育った環境によって、この役柄に上手くアプローチできたようだ。

 女性の権利の重要性について「わたしは、当時(70年代)の女性の権利も重要だと思っている。映画ではアマンダが演じたリンダが、いかに女性が(ポルノや売春によって)転落していったかではなく、いかに立ち上がっていくか(リンダは後に反ポルノ運動やフェニズムの運動に参加した)が描かれているの。当時の女性の権利は今のように明確ではなく、強い女性たちの情報もなかった。もしそんな情報がリンダにあったら、彼女はどれほど助けられたかと思うわ」と答えた。

 ポルノ映画に出演したリンダが、母親と和解するシーンがある。「子どもがどんなことをしても、自分の子であることは変わらない。もちろん、子どもの選択に対して自分が嫌であっても、子どもを愛することをやめる母親は居てほしくないわ。だから、子どもがベストの選択をしたと思っていて、もしその選択を母親にサポートしてもらいたいならば、母親も子どもの選択を尊重しなければならない。それが母親の仕事でもあるの」と母親でもあるシャロンらしい言葉だった。

 映画は、『ディープ・スロート』に出演して一躍世間に注目を浴びたリンダと、当時の女性の価値観や権利などの観点から鑑賞しても興味深い作品になっている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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