貞子＆子貞子、47回忌の子連れ復活！怖がり瀧本美織も思わず笑顔
女優の瀧本美織が7日、東京ジョイポリスで行われた映画『貞子3D2』の完成記念イベントに英勉監督とともに出席した。イベントで瀧本は、劇中の人気キャラクター貞子と一回り小さい子貞子との共演を果たし、笑顔を見せた。
前作『貞子3D』の公開からおよそ1年。昨年は貞子も、プロ野球の始球式に登場し、50人に増殖して（？）渋谷のスクランブル交差点をジャックするなど、PR活動に積極的に参加し話題を集めた。この日は、そんな貞子が井戸に落とされ死去してから47回忌にあたるということで、現世に貞子が復活することになった。
司会者から「お茶の間の人気者になりました、貞子さんです！」と紹介された貞子は、ゆっくりとステージ中央に歩み寄る。観客からは歓声が起きたが、それと同時に、ジョイポリス内で運営されている絶叫マシンの乗客の「キャー！」という悲鳴がステージまで響き、あまりのタイミングの良さに瀧本も苦笑いだった。
そんな状況の中で貞子は、ステージ袖に向かって「おいでおいで」のジェスチャーをしてみせる。すると本作にも登場する、小さい子貞子が袖から登場。まさかの親子共演（？）を見届けた英勉監督は「映画の中で悪いことが起きるたび、そこには貞子の子がいるんです。僕はそれを子貞子と呼んでいるのですが、それに巻き込まれるのが瀧本さん。彼女はさんざん嫌な思いを受けるんです」とその関係を説明した。
一方の瀧本は「怖いものが苦手」ということで、撮影にも苦労した模様。「いろんな方に観てほしかったので、やるからには120パーセント全力でやりたいなと思っていたんですが、もらった台本が真っ黒で。ただでさえ怖い話なのに、台本を読むのに時間がかかってしまった」と撮影を振り返った。そこで英監督が「皆さんにもワーワー言って怖がってもらえればいいなと思っています。瀧本さんは今、大ヒットしております、国民的アニメ映画『風立ちぬ』の主演女優さん。僕らも10分の1でも結構なので、おこぼれにあずかれたら」と冗談交じりに付け加え、会場を笑いに包んだ。（取材・文：壬生智裕）
映画『貞子3D2』は8月30日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開