オバマ大統領がモデル!?テロリストにロケット弾をぶっ放す過激な大統領!
ホワイトハウスがじわじわと壊されてゆく衝撃的なアクション大作『ホワイトハウス・ダウン』で、戦う大統領を演じているジェイミー・フォックスが、オバマ大統領を意識して役づくりをしたことを明かした。
惨劇は歴史的な中東への和平条約を訴えた演説後、ホワイトハウスに帰ってきたばかりの大統領に襲い掛かる。フォックスが演じる、どんな圧力にも屈せず、掲げた理想のために突き進む若々しい大統領には、あのオバマ大統領を思わずにはいられない。監督側は、キャラクターは全て架空の人物とするが、実際、フォックス自身はオバマ大統領の癖や雰囲気を意識したという。彼自身、ホワイトハウスで行われたモータウン祭に参加し、オバマ夫妻の前でパフォーマンスを行った経験がある。
「オバマ大統領に会って思ったのは、大統領らしいのと同時にすごく親近感の持てる人物だったということ。友達のような感じがして、余裕を感じられた。まねはしていないけど、あのとき経験したことを参考にはしているよ。見覚えがあるようなことをいくつかしているかもしれないね」。
レイ・チャールズにふんした『Ray/レイ』でオスカーを獲得したフォックスだけに人の特徴を捉えるのはお手の物。ただし、本作の見どころはそれだけではない。主演のチャニング・テイタム演じる議会警察官ジョン・ケイルとフォックスによる大統領の掛け合い漫才のようなテンポの良いやりとりも秀逸。
公開に先駆け、フォックスが「チャニング・テイタムの歌」を制作し、6月にミュージックビデオが公開されたが、動画再生回数はいまだに伸び続けている。これはトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」での二人の即興パフォーマンスが事の発端で、驚くべき仲の良さ。お互いに命を預け合い、本物の友情が生まれるバディームービー。二人が劇中で見せる名コンビっぷりはまさに偽りなしの本物なのだ。(文・高山亜紀)
映画『ホワイトハウス・ダウン』は8月16日より公開