漫画家・佐渡川準さんが死去 遺稿は連載誌で発表
マンガ「無敵看板娘」などを代表作に持つ漫画家・佐渡川準さんが13日、34歳で亡くなった。佐渡川さんが作品を連載していた「週刊少年チャンピオン」編集部が、オフィシャルサイトを通じて発表した。同誌にて連載中の佐渡川さんの作品については、遺族の意向を受け、完成分の原稿が掲載されるという。
同誌編集部と雑誌を発行する秋田書店では、オフィシャルサイト上に「漫画家の佐渡川準先生は、平成25年8月13日未明、享年34歳にて永眠されました」と訃報を掲載。その上で、佐渡川さんが連載中の「あまねあたためる」について、先週発売された36・37合併号に続く「小誌39号分の原稿まで完成しております」と報告した。
この佐渡川さんの遺稿について編集部では、「ご遺族のご意向もふまえ、38号分、39号分のご遺稿を誌上にて順次発表させていただく予定です」と発表。「最後になりますが、佐渡川準先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます」と故人をしのんだ。次号は22日発売予定となっている。
佐渡川さんは2000年、「週刊少年チャンピオン」誌上において「無敵看板娘」で連載デビュー。同作は2006年にテレビアニメ化された。遺稿となった「あまねあたためる」は、昨年より同誌で連載されていた。(西村重人)