『貞子3D2』スマホ連動型の上映スタイルがお披露目!参加型の恐怖体験
人気ホラー映画の続編『貞子3D2』が15日、スマートフォンアプリを連動させた世界初のスタイル「スマ4D(スマフォーディー)」で上映された。観客は映画上映中もスマホを片手に持ち、該当シーンでは全員のスマホが一斉に成り出すなど劇場内は異様な光景が広がった。「スマ4D」は、専用の無料アプリをダウンロードして上映前に起動させておけば、アプリが本編に反応し、上映中にさまざまな恐怖体験ができるという試みだ。
前作は、「貞子が実際に映画から出てきたら……」というありそうでなかった発想から生まれた『貞子3D』。配給元の角川書店社長・井上伸一郎氏によると、興行収入15億円のヒットを記録した前作の観客は半数が10代の若者で、公開後には「もっと怖がらせてほしい」「もっと驚く体験をしたい」という声が多数寄せられたという。そして前作に引き続きメガホンを取った英勉監督の「1作目を超える驚きを届けたい、それも全国の皆さまが楽しめる形で」という一言もあり、スマホを使った新しい上映スタイルが誕生した。
本編と連動して起こる演出の一つ一つは英監督が演出したもので、「突然バイブで震える」「突然スマホが叫ぶ」「スマホのフラッシュが突然連続で光る」といったスマホ本体の動作を利用するほか、スマホの画面を“第2のスクリーン”として用いることで映画の領域を広げることにも成功。井上氏は「ホラー映画を観る上で究極のシステムだと断言できます」と自信を見せている。
『貞子3D2』は前作から5年後を舞台に、主人公・安藤楓子(瀧本美織)が兄・安藤孝則(瀬戸康史)と鮎川茜(石原さとみ)の間に生まれた不気味な子ども(平澤宏々路)と暮らす中で、「呪いの動画」による死亡事件に巻き込まれていく恐怖を描く。(編集部・市川遥)
映画『貞子3D2』は8月30日より角川シネマ新宿ほか全国公開
「スマ4D」専用アプリは、大手アプリストアなどで配信中