イギリスの長寿ドラマの俳優 レイプを自慢する覆面ラッパーだったことが判明
イギリス人俳優クリス・ファウンテンが、女性をレイプしたことを自慢する覆面ラッパーであることが判明し、レギュラー出演していたドラマから出演を見合わせる処分を受けたという。
W.E.N.N.によると、25歳のクリスはザ・ファントムの名前でマスクをしてYouTubeに数件のラップビデオをアップ。その歌詞の内容は、“病気持ち”の針でライバルを刺したり、彼らの家に火を放ったり、女性をレイプしたりするというひどいものだったらしい。
クリスはイギリスの長寿テレビドラマ「コロネーション・ストリート(原題) / Coronation Street」のレギュラーで、ラッパーの正体を知ったメディアはドラマの放送局であるITVのトップに連絡。すぐに出演を見合わせることが決まり、今後どうするかは検討中だという。
クリスは謝罪コメントでビデオが1年以上前のものであると説明。「僕のせいで不快な思いをした方全員に心から謝罪します。ラップの歌詞を深く恥じており、自分のしたことを非常に悔いています。あのビデオはさまざまな音楽を模索していた1年以上前に製作したものであり、あれ以来、あのようなものは作っていませんし、今後も作りません」と言っている。
レイプや性的虐待の被害者をサポートする団体“ザ・サバイバーズ・トラスト”のフェイ・マックステッドは、クリスほど名の知れた俳優がこのようなことをしたことにショックを受けたという。「彼の言葉はレイプという犯罪に対する認識の欠如、被害者への敬意が欠如している表れです」と憤慨し、彼の立場ならばもっとわきまえるべきだとコメントしている。(澤田理沙)