実写版『スーパーマリオ』の続編、コミック化へ
世界的人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」を映画化した『スーパーマリオ/魔界帝国の女神』(1993)の続編が、コミックブック化されるらしい。
本企画のウェブサイトSuper Mario Bros. 2: The Comicによれば、同コミックの脚本を担当するスティーヴン・アップルバウムとライアン・ホスは、映画の脚本家の一人パーカー・ベネットと話し合いを重ね、映画のその後を描いた新たな冒険物語を生み出したとのこと。ストーリーの原案にはベネットの名がクレジットされており、エリク・ドノヴァンが作画を手掛けるとのこと。
原作となったゲーム「スーパーマリオブラザーズ」は、任天堂が1985年に発売した横スクロールアクションゲーム。大魔王クッパにさらわれたキノコ王国の姫・ピーチを、配管工の兄弟マリオとルイージが救出に向かうという内容で、全世界で累計4,000万本以上の大ヒットを記録。同社が発売したゲーム「Wii Sports」に記録を塗り替えられるまで、世界一売れたゲームとしてギネスに登録されていた。
映画『スーパーマリオ/魔界帝国の女神』では、キノコ王国ではなくニューヨークに舞台は変わり、マリオの相棒ヨッシーはリアルな恐竜の姿で登場。クッパにさらわれるヒロインはピーチ姫からデイジーに変更されるなど映画版のオリジナル要素が多々見られ、一部ではカルト的な人気を誇っている。ボブ・ホスキンスがマリオを、ジョン・レグイザモがルイージを、デニス・ホッパーがクッパを演じた。
すでに本企画のウェブサイトには続編のイメージイラストがアップされているが、「マリオ」シリーズに見られないおどろおどろしい謎の生命体やデイジーの姿が描かれており、続編でもオリジナル要素が多く含まれることが予想される。
もし20年以上の時を経てこの続編が映画化されるとしたら、キャストも一新される可能性も高い。「スーパーマリオブラザーズ」が実写でよみがえるときが来るか。続報に期待したい。(鯨岡孝子・井本早紀)