綾野剛に世界からも絶賛の拍手!【第37回モントリオール世界映画祭】
現在カナダで開催されている第37回モントリオール世界映画祭のフォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に出品されている綾野剛主演の映画『シャニダールの花』が現地時間24日(日本時間25日)に上映され、監督の石井岳龍が舞台あいさつを行った。綾野は、映画『ガッチャマン』の公開初日のタイミングと重なり現地入りすることはできなかったが、現地の観客からは「主演の男性がとてもよかった」と絶賛の声が上がった。
映画『逆噴射家族』の出品以来、28年ぶりに同映画祭を訪問した石井のもとには、予定時間をオーバーするほど次々に質問が飛び、若い女性からの「主演の男性がとてもよかったが、彼を起用した理由は?」との問いには、「彼はとてもスマートで、かつミステリアスな影と色気を持つ、今日本で最も人気がある俳優さん」と回答。すると、場内から大きな拍手が沸き起こった。
綾野にとって、主演映画が海外の映画祭に選出されるのは初めて。観客の反応を体感した石井監督は喜びを隠しきれない様子で「撮影現場で、綾野さんの演技に対するアプローチはもちろんのこと、さまざまなプロモーションの場において、彼の語る言葉にも助けられたと思う」としみじみ。渡航がかなわなかった綾野は、「新たな世界で新たなまなざしで、観ていただけると思うと感謝しかありません」と感激のコメントを寄せている。
モントリオール世界映画祭は、カンヌ・ベネチア・ベルリンの世界3大映画祭に次ぐ北米最大規模の映画祭。『シャニダールの花』が出品されているフォーカス・オン・ワールド・シネマ部門は、世界の注目すべき映画に焦点を絞った部門となっている。
『シャニダールの花』は、新薬の開発につながるという女性の胸に咲く花をめぐって、運命が狂わされる男女の愛を描く物語。綾野は植物学者を熱演している。(編集部・小松芙未)
第37回モントリオール世界映画祭は9月2日(現地時間)までカナダ・モントリオールで開催
映画『シャニダールの花』は全国公開中