要潤、役者としてのターニングポイント!主演作公開に喜び
31日、俳優の要潤が、新宿ピカデリーにて行われた映画『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』初日舞台あいさつに出席し、主演を務めた本作を「役者人生のターニングポイントになった」と語った。本舞台あいさつには要のほか、夏帆、杏、時任三郎、上島竜兵、カンニング竹山、そして中尾浩之監督が登壇した。
俳優人生12年の要にとって、本作との出会いは特別だったようで「役者としての約半分をこの作品と過ごしてきました」と感慨深い表情を浮かべると「自分にとっては子ども以上の存在、まさに分身です。スタートしたときは、不安でいっぱいでしたが、いろいろなことを乗り越えて、徐々にファンのみなさんがついてきてくれました。感無量です」と客席に向かって深々と頭を下げた。
映画から参加した夏帆は、そんな要の思いを肌で感じていたようで「現場では要さんや監督の熱量がすごく、作品への思いが伝わってきたので、負けないように頑張りました」と撮影を振り返ると、杏も「元々ファンだった作品にテレビシリーズ、そして映画にまで出演できて感慨深いです」と目を細めた。
一方、芸人として本作に参加した上島は「完成披露試写のときに、楽屋に要さんの奥さんにごあいさつにきていただいたんですけど、とても上品で、きれいで驚きました」と要や夏帆とは違った切り口でトーク。また演技を中尾監督から褒められると「お芝居は役者の先輩の竹山さんがいるので……」と同じ芸人の竹山に話を振る。すると「クランクインの前に上島さんと飲んだときに『時代劇の撮影はセリフが難しいから行きたくない』って泣いていたんですよ」と竹山に暴露され、タジタジになっていた。
「僕は直接聞いていませんが……」と前置きをしつつ要が「次のシーズンもどうたらこうたらっていううわさがあるみたいな……」とスクープ!? 発言をすると、中尾監督が「ぜひ続編もやりたいと思っています。それには皆さんの力が必要です」と追随。場内からは大きな拍手が巻き起こった。
本作は、NHKにて放送されていたドキュメンタリードラマ風歴史教養番組の劇場公開版。さまざまな時代にタイムワープして、歴史の裏側に迫る時空ジャーナリストの沢嶋(要潤)が、安土城最後の一日の謎に挑む姿を壮大なスケールで描く、体感型戦国タイムトラベル映画。(磯部正和)
『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』は新宿ピカデリーほかにて全国公開中