ワン・ダイレクションの映画がトップに!『ザ・バトラー』と大接戦! -9月2日版
全米ボックスオフィス考
夏の終わりを象徴する祭日レイバー・デー(労働者の日)の連休のボックスオフィスは、トップの座をめぐり大バトルが繰り広げられたが、最終的には1,580万ドル(約15億8,000万円)の興収を上げた新作映画『ワン・ダイレクション THIS IS US』が小差でトップとなった。(1ドル100円計算)
今週トップの映画『ワン・ダイレクション THIS IS US』場面写真
本作は、「Xファクター2010」というオーディション番組に応募した中から5人が選出されデビューしたワン・ダイレクションを追ったドキュメンタリー作品だ。
第2位は、1,488万ドル(約14億8,800万円)の興収で、惜しくも3週連続第1位を阻止された伝記ドラマ映画『ザ・バトラー(原題) / The Butler』。メガホンを取ったリー・ダニエルズ監督にとって本作は、監督作品としては歴代トップの興収をたたき出しており、これからの推移が注目されている。
続いて第3位は、とにかく粘り強いコメディー映画 『ウィアー・ザ・ミラーズ(原題) / We’re the Millers』で1,267万ドル(約12億6,700万円)。これまでの興収は、ついに1億ドル(約100億円)の大台に乗った。
第4位は、メキシコ人気スターのエウヘニオ・デルベスが監督と主演を務めた映画『インストラクション・ノット・インクルーデッド(原題) / Instructions Not Included』。784万ドル(約7億8,400万円)の興収を収めた本作のトップ5入りは、たった347館での上映ということで、誰も予想しておらずハリウッドで話題になっている。
トップ5の最後は、先週と同ランクのディズニー映画『プレーンズ』で772万ドル(7億7,200万ドル)だった。
今週末の大型新作は1本。ヴィン・ディーゼル主演のSFアクション映画『リディック(原題)/ Riddick』だ。同時期にライバルとなりそうなSFアクション作品は見当たらないため、次回ランキングでトップ5入りの可能性は高い。(ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)