ヒュー・ジャックマン、誘惑に逆らえなかった日本食!肉体美ができるまで
日本を舞台にしたヒュー・ジャックマン主演の話題作『ウルヴァリン:SAMURAI』。全世界で3億5,000万ドル(約350億円)以上の大ヒットを記録している、今年一番斬新なスーパーヒーロー映画がいよいよ公開された。『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされ、今役者として最も脂が乗っているヒューが、ニューヨークで新作について語った。(1ドル100円計算、数字は配給調べ)
新作では、今まで以上に筋肉隆々となったヒューの肉体美が楽しめるので肉体改造はさぞかしハードだったと予想される。ヒューも体づくりについては「今回素晴らしいトレーナーと一緒に、これまで以上のトレーニングをし、食事も少し違うメニューにした。もっと体のことを知ることで、さらにいい結果を得ることができるんだ。基本的には1日のうち8時間の間だけ食事をし、残りの16時間は液体だけしか取らない。そうすると、よく眠れて回復力も増し、脂肪が減って筋肉が増える。でも日本での撮影中、すきやばし次郎に招待してもらったときは、『ごはん抜きで刺身だけでお願いします』とは、さすがに言えなかったけどね(笑)」と明かす。
そうして臨んだ新作の大きな見どころには、真田広之演じる悪役との対決がある。その真田との共演については「ヒロは、日本人の俳優たちのリーダー的存在だった。特に2人の女の子たち(福島リラとTAO)は初めての映画だったから、彼が日本語で彼女たちにアドバイスしてくれたのは素晴らしかったね。日本人のエキストラのヒロに対する反応もすごかった。みんなヒロを見たら興奮するんだ。そして撮影後ヒロは、エキストラの全員に一人ずつお礼を言って回る。彼のようなよく知られた人が、あんなに謙虚で、ファンを大事にする姿を見て、大いに刺激を受けたよ」と撮影中のエピソードを交えながら、その魅力を口にしていた。
ヒューの人柄の良さには、毎回会うたびに感心させられる。演技だけでなく歌って踊れて、アクションがやれる希少なスター。今最も次回作が気になるハリウッド俳優と言っていいだろう。(取材・文:細谷佳史)
映画『ウルヴァリン:SAMURAI』は全国公開中