ももち、メンバー内で仲間はずれ?この空気が「大好き」と鉄のハート見せつける!
Berryz工房のももちこと嗣永桃子が6日、池袋のサンシャイン劇場で行われたゲキハロ第13回公演「我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~」ゲネプロに出席し、意気込みを語った。この日はそのほか、Berryz工房(菅谷梨沙子、熊井友理奈、須藤茉麻、夏焼雅、徳永千奈美、清水佐紀)、スマイレージ(和田彩花、福田花音、中西香菜、竹内朱莉)のメンバーが出席した。
本舞台は、つんく♂がプロデュースするアイドル集団ハロー!プロジェクトと、小演劇界がコラボレートする演劇プロジェクト「劇団ゲキハロ」の最終公演。15世紀にフランスのオルレアンを解放した聖女ジャンヌ・ダルクをモチーフとしたオリジナルミュージカルで、「TRUTH」バージョンと「REVERSE」バージョンの二つが交互に上演される。
これは劇作家の末満健一が考案した「リバースキャスト」システムを採用した公演で、劇中に登場する親友やライバルなど、対の立場となる二つの配役を2人1組の役者が交互に演じる。物語や演出は同一だが、キャストが違う両バージョンを見比べることで、作品世界をより深く堪能することができる。
しかし、出演者の中で嗣永だけは、劇中のストーリーテラー的な存在となるベルという少女役を務め、全てのバージョンにおいて一人だけ同じ役どころ。「ももちだけは特別扱いということで。一つの役に集中できるからいいんです」と強がってみせる嗣永だったが、稽古では同じ役を務めるキャスト同士がペアを組むことが多かったといい、「キャストみんな(ペア同士)の“おとももち感”がすごくて、ももちだけが仲間はずれという気持ちがなかったとは言いきれません」とコメント。
さらに「でもお客さんと対になって“おとももち!”という気持ちで頑張っています!」と元気にふるまう嗣永だったが、周囲はどうリアクションしたら良いのやらといった微妙な雰囲気。しかし、すぐにその空気を察した嗣永は、「この空気大好きです! 常に孤独なので」と明るく語り、相変わらずのハートの強さを見せつけた。(取材・文:壬生智裕)
ゲキハロ第13回公演「我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~」は9月16日まで池袋のサンシャイン劇場にて上演中