ペルージャ英留学生殺害事件の映画化 主演はコリン・ファースからダニエル・ブリュールに
映画『マイティ・ハート/愛と絆』『めぐり逢う大地』のマイケル・ウィンターボトム監督が手掛ける新作『ザ・フェイス・オブ・アン・エンジェル(原題) / The Face of an Angel』で、コリン・ファースに代わり、映画『グッバイ、レーニン!』のダニエル・ブリュールが出演することがわかった。Colliderほか複数のメディアが報じた。
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本作は、バービー・ラッツァ・ナドーが執筆したノンフィクション「エンジェル・フェイス:セックス、マーダー・アンド・ザ・インサイド・ストーリー・オブ・アマンダ・ノックス(原題) / Angel Face: Sex, Murder and the Inside Story of Amanda Knox」を基に映画化する予定の作品。
同原作は2007年にイタリアのペルージャで、英国人留学生の女性ルームメイトを殺害したとして殺人罪に問われていた米国人女性アマンダ・ノックスを題材にしたもので、映画では事件を追った記者の視点から描かれるという。
コリンは主演の記者役にキャスティングされる予定だったが、ダニエルが主演を務めることになったようだ。
同事件でアマンダは、一審で有罪とされたが、2011年に控訴審で逆転無罪を言い渡されていた。だがイタリア最高裁は、今年3月に無罪を言い渡した二審判決を破棄し、審理のやり直しを命じた。しかし釈放後アメリカに帰国した彼女は、弁護士を通じて出廷を拒否。さらに一度無罪となった被告を同一の罪で再び裁くことはできないという米国の法律の下、米政府が引き渡しを拒否できる状態にある。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)