『地獄でなぜ悪い』キャスト陣が人力車で登場!「したコメ」オープニングを華やかに飾る
映画『地獄でなぜ悪い』のジャパンプレミアが14日、「第6回したまちコメディ映画祭in台東」(通称:したコメ)のオープニング上映として盛大に行なわれ、出演者の國村隼、岩井志麻子、神楽坂恵がレッドカーペットを人力車に乗って登場。國村はファンの声援に笑顔で応えながら、「個人的に大好きな浅草の地に呼んでいただいてありがとうございます」と笑顔いっぱいに喜びを言葉にした。
「したコメ」の参加者が一堂に会するオープニングセレモニーを終えた後、本作の舞台あいさつに立った國村は、「園(子温)監督の映画への思いがいっぱい詰まった、実に疾走感のある作品。今日は皆さん、頭をからっぽにして『ああ、面白かった』と思っていただけるとうれしい」と語った。また、オープニングセレモニーから合流した友近は「今回、園監督の作品に出られるだけで夢のようなのに、豪華な共演者に囲まれて、大好きな極妻を演じることができるなんて本当にうれしい」と感激の様子だった。
今回、國村の本妻が友近、愛人1号が岩井、愛人2号が神楽坂、という配役になっているが、それぞれの印象を國村は「友近さんはとてもかわいらしかったですね。岩井さんは素の顔が一番恐かったかな。(園監督の実妻でもある)神楽坂さんとはちょっと絡みがあるんですが、園監督は変な趣味があるのかな?」と述べると、友近は「あれがわたしの本性」と照れ笑いで、岩井は「そうなんだ……」とややショックを受けた様子。一方、神楽坂は「國村さんとの絡みのシーンだけは園監督、下を向いていた」と監督の夫としての一面を暴露していた。
また、サプライズゲストとして、水道橋博士が“園似温“という名で登場。「園監督が忙しいときは僕が映画祭に代わりに出ることになっているんです。『海外ならバレないから』ということだったんですが、なぜか僕がここで、監督がベネチア(国際映画祭)へ行ったりして、いつの間にか逆になっちゃった」とジョークを飛ばし、場内は大爆笑。「この映画は園監督の実体験に基づく自伝映画。そこも含めて楽しんでほしい」と映画もしっかりアピールしていた。(取材・文:坂田正樹)
映画『地獄でなぜ悪い』は9月28日より新宿バルト9ほか全国公開