「あまちゃん」福士蒼汰が“先輩”から“後輩”へ 「海の上の診療所」で月9デビュー
28日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、ヒロイン・天野アキ(能年玲奈)が通っていた高校の先輩・種市浩一を演じてブレイクした俳優・福士蒼汰が、10月14日スタートのフジテレビ系ドラマ「海の上の診療所」に出演し、月9デビューを果たすことが明らかになった。福士は、誰に対しても優しく同性からは「後輩」として好かれるが、異性には「いい人」止まりというマジメな男で看護師の三崎昇を演じる。
「いい人」を象徴するような“メガネ男子”姿で役に挑む福士は、「今までは“豆絞りの先輩”を演じていましたが、これからは“メガネの後輩”を演じて、皆さんに愛される三崎昇にしたい」と意気込む。福士を起用したフジテレビドラマ制作部の藤野良太も「国民的『先輩』となった福士さんに、今回の月9では国民的『後輩』になってもらいたい」と期待をかけている。
「海の上の診療所」は、瀬戸内海で約50年前から医師のいない島を巡ってきた病院船をモチーフにした医療ドラマ。病院並みの機能をもった船の上で、医師や看護師たちが共同生活を送るさまを、訪れる島々にまつわるエピソードと共に描いていく。主演の松田翔太が美人にめっぽう弱く、島のマドンナに恋をしては振られる医師・瀬崎航太、武井咲が航太と犬猿の仲の看護師・戸神眞子にふんしている。
福士が松田、武井と共演するのは初めて。「松田さんはデビュー当時に初めてお会いしたとき『次は現場で』とおっしゃっていただいていたので、今回本当にご一緒できてうれしい」と明かした福士は、早速現場でアドバイスを松田からもらうなど感激の様子。劇中では師弟のような関係で、密かに恋心を抱く眞子(武井)への告白方法を航太(松田)に相談するも、いいかげんなアドバイスを真に受けて実践した結果、眞子に殴られてしまうというユーモラスな駆け引きも見られる。
初めての月9出演に「昔から放送枠をそのまま呼ばれている『ブランド』、ドラマの王道、“THEドラマ”というイメージがあります」と緊張気味の福士だが、「あまちゃん」などを経て「とても大きな作品が続いていますが、その分、注目や期待に応えていかなければと思う毎日です」「今年の締めくくりにもなるこの作品を大成功させたい。役者として自分を見つめ直し、今後の作品につながるようにしていきたい」と熱っぽく展望を語った。(編集部・小松芙未)
ドラマ「海の上の診療所」は10月14日よりフジテレビにて毎週月曜夜9時~放送