新日の内藤哲也、棚橋弘至が死闘を演じたG1優勝決定戦を振り返る
新日本プロレスの激闘を劇場で、3D映像で楽しめる「プロレス3D 第7弾 ワールドプロレスリング G1 CLIMAX 2013」先行プレミア上映会が15日、イオンシネマみなとみらいで行われ、新日本プロレスの棚橋弘至、内藤哲也、真壁刀義、永田裕志、野上慎平アナウンサー(テレビ朝日)が登壇して、2013年G1優勝決定戦の死闘を振り返った。
靭帯断裂から復帰した内藤と、新日本のエース棚橋の優勝決定戦がクライマックスとなる本作。11日間で10試合をこなし、見事王者となった内藤は映画を見て「まだ一ヶ月前なのに随分昔のことのように感じる」と感慨深げに話す。棚橋も「見所がたくさんあった。G1ロードの流れをたった1時間40分で振り返られる。見終えて、戦っていた時の気持ちがよみがえってきた」と作品の出来栄えに満足げだ。
怪我からの復帰とあり、内藤は今大会について「欠場中はすごい苦しかった。復帰はしたけど、(新日本への)恩返しは出来ていなかったので、G1にかける思いは人一倍強かった」と振り返る。内藤がラストで決め技として繰り出したのは、棚橋の得意技でもあるスリングブレイドだったが、内藤は「ぶっつけ本番の技だった。最後、何も思いつかなくてとにかくやってみようと挑戦した」と話し、敗れた棚橋は「まさか自分の技でやられるとはね」と悔しそうな表情を浮かべていた。
永田は内藤の優勝が素直に嬉しかったといい、「今回はここ最近のG1で一番お客さんが入っていた。一時は人気の陰りもあって、そのピークが2005年頃だったけど、ちょうどその時に新日に入ってきたのが内藤だった。こんな時期に入ってくれてありがたいなと思っていたけど、その内藤がそれから、7、8年たってチャンピオンになるっていうね」と笑顔を浮かべて話した。
イベントでは他に真壁と野上アナの舌戦があったり、作品のメイキングや裏話などが披露され盛り上がったが、最後は棚橋らが客席になだれ込み、記念のフォトセッション。4選手共にファンとの交流を心から楽しんでいる様子だった。(取材・文 名鹿祥史)
「プロレス3D 第7弾 ワールドプロレスリング G1 CLIMAX 2013」はイオンシネマ45劇場で9月28日~10月11日まで公開