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東京国際映画祭コンペ、邦画は2作出品!二階堂ふみ『ほとりの朔子』&大森南朋『捨てがたき人々』

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二階堂ふみ&フェスティバル・ミューズの栗山千明
二階堂ふみ&フェスティバル・ミューズの栗山千明

 19日、第26回東京国際映画祭の第2回記者会見が東京・六本木にて行われ、コンペティション部門に出品される全15作品が発表された。日本からは深田晃司監督の『ほとりの朔子』(主演・二階堂ふみ)、そして榊英雄監督の『捨てがたき人々』(主演・大森南朋)の2作が出品。世界各国から寄せられた他作品と最高賞の東京 サクラ グランプリを競う。

二階堂ふみ&栗山千明が登壇!フォトギャラリー

 会見には『ほとりの朔子』から深田監督と二階堂が、『捨てがたき人々』からは榊監督が登壇。過去に『歓待』で同映画祭の日本映画・ある視点部門作品賞を受賞した深田監督は、「また戻って来られて、光栄です」とあいさつ。「東京国際映画祭での受賞をきっかけに世界中の映画祭に呼んでいただくことができ、世界を相手に映画を作るということを学んだと思います」と最新作での恩返しを誓っていた。

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 また、大人たちの複雑な事情を垣間見ることになる浪人生の主人公・朔子を演じた二階堂は、司会者から「周囲に(映画に出てくるような、外面を)着飾った大人たちはいっぱいいますか?」と突っ込まれると、「いっぱいいます」と苦笑い。また、自身がまもなく19歳の誕生日を迎えることから「最後の10代になるんですけど、それを大人のように着飾る前に満喫できればと思います」と子どもと大人のほとりにいる主人公に自身の境遇を重ねている様子だった。

 今年のコンペティション部門には世界93か国・地域から1,463作品がエントリー。プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦氏は「監督の個性がはっきりしているかどうかが選出の基準になっています」と明かすと、「今年はあえていえば、『戦う映画』『抵抗する映画』がキーワードになっているように思います。映画の内容はもちろん、監督の姿勢として保守的になりがちな業界に挑戦するという作品が多かった」と分析した。

 この日の会見には、ほかにフェスティバル・ミューズを務める栗山千明、東京国際映画祭ディレクター・ジェネラルの椎名保氏、公益財団法人ユニジャパン事務局長の西村隆氏、同映画祭事務局長の都島信成氏、「コンペティション」プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦氏、「アジアの未来」プログラミング・ディレクターの石坂健治氏が登壇した。

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コンペティション部門出品作は以下の通り。

『ほとりの朔子』(日本=アメリカ)
『ある理髪師の物語』(フィリピン)
『ルールを曲げろ』(イラン)
ブラインド・デート』(グルジア)
『捨てがたき人々』(日本)
『ザ・ダブル / 分身』(イギリス)
『ドリンキング・バディーズ』(アメリカ)
『エンプティ・アワーズ』(メキシコ=フランス=スペイン)
『ラヴ・イズ・パーフェクト・クライム』(フランス=スイス)
『馬々と人間たち』(アイスランド)
『レッド・ファミリー』(韓国)
『歌う女たち』(トルコ=ドイツ=フランス)
『ハッピー・イヤーズ』(イタリア=フランス)
『オルドス警察日記』(中国)
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』(スウェーデン)

(編集部・福田麗)

第26回東京国際映画祭は10月17日~25日に六本木ヒルズをメイン会場に、都内各所にて開催

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