ディズニー、『ローン・レンジャー』のプロデューサーと契約更新せず「興行的失敗のせいではない」
20年間にわたってタッグを組んできた米ディズニーと映画『ローン・レンジャー』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどで知られるプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが、袂を分かつことがわかった。
ディズニーは現地時間19日、ブラッカイマーと結んでいる「ファーストルック契約」(プロデューサーに企画開発費を支援する代わりに、スタジオはそのプロデューサーの企画を優先的に製作・配給できるというもの)を2014年は更新しないと発表。なお、現在進行中の『パイレーツ・オブ・カリビアン』第5弾については引き続き共同で製作を進めるという。
The Hollywood Reporterの取材に応じたブラッカイマーは、今回の決定に映画『ローン・レンジャー』の興行的な失敗が影響したとは思わないとコメント。「ディズニー映画ではなく、さまざまなジャンルの映画に取り組む時が来た。『パイレーツ~』の製作には引き続き携わるし、『ナショナル・トレジャー』第3弾などすでに企画になっているものは進める予定だ」と続けている。
ディズニーはブラッカイマーに対し「ジェリーは数多くのヒット作を生み出し、尊敬されるプロデューサーの一人です。過去20年にわたってわれわれのコラボレーションは成功を収めてきました。彼はわれわれの友人です。今後も共に映画を製作しますし、彼をハリウッドの伝説たらしめる新作の数々に期待しています」との声明を発表している。(編集部・市川遥)