全米初!カリフォルニア州ウエストハリウッド市が毛皮を使用した洋服などの販売を禁止する法律を発効
カリフォルニア州ウエストハリウッド市が、毛皮を使用した洋服の販売、輸出入など一切を禁止する全米初の法律を発効させたとLos Angeles Times紙が報じた。
禁止されるのは体に身につける商品で、洋服全般のほか、ブーツ、帽子、手袋なども含まれる。ミンクなど、見るからに毛皮というものだけでなく、人気のUGGブーツなど、シアリングを使った靴やジャケットなども禁止商品になっている。ハンドバッグや家具などは対象から外されている。
ただし、ウエストハリウッドの住人が市外で毛皮を購入し、市内で着用することに違法性はなく、金銭のやりとりがないため、人にプレゼントすることも可能。また、NGOによる毛皮の輸出入やはく製を作るための毛皮など、例外項目もいくつかある。
違反者は回を増すごとに罰金の金額が増えていく。ウエストハリウッドは西海岸のファッションの中心地と呼ばれているだけに、このような規制をかけられた店たちはイメージが崩れると頭を抱えているようだ。
ウエストハリウッドは動物に優しい街として有名で、市内では猫の抜爪手術が禁止されているほか、犬、猫の小売り、珍しい動物や野生動物を使ったパフォーマンスなども禁止されている。(澤田理沙)