観月ありさ「半沢直樹」に対抗心 サザエさんで「穏やかな日曜日に戻したい」
今秋フジテレビで放送予定の特別番組「サザエさん アニメ&ドラマで2時間半SP」で4度目のサザエ役に挑む女優の観月ありさが26日、都内で制作発表を行った。今夏の大ヒットドラマ「半沢直樹」の話題を持ち出し、「この夏は『倍返し』というとても刺激的な日曜日のドラマだったので、サザエさんで、穏やかで平和な日曜日に戻したいなと思っています」と対抗心を燃やした。
本特別番組は、アニメ「サザエさん」が「最も長く放映されているテレビアニメ番組」としてギネス世界記録に認定されたことを記念し、磯野家一家が大縄跳びの記録に挑戦する話など3本のドラマと3本のアニメで構成。1つのストーリーの前半をアニメ、後半をドラマという地続きで描く初の試みも行う。
片岡鶴太郎は、実写シリーズ過去3作でも波平役を務めてきた。「波平をずっとライフワークのように演じようと思っています。(演じる)長さでは『100倍返し』になるんじゃないかな」とこちらも“半沢ブーム”に便乗。
また、観月主演の実写版「サザエさん」第4弾となる今回は、カツオ・ワカメ・タラオ(タラちゃん)を演じる子役を一新。カツオには清水錬、ワカメには錦辺莉沙、タラちゃんには中野遥斗が抜擢された。600人以上が参加したオーディションで選ばれたという清水は「初めて丸刈りにしたのですが、慣れていないので、髪の毛が生えてくるのが待ち遠しい」と役づくりの秘話を愛らしく明かした。
観月は「ギネスに載るくらいのキャラクターをやらせていただけて光栄です」と感激すると、「実写にしたときに世界観を変えずに、ますますほのぼのとかわいらしい世界にできるよう演じていきたい」と意気込んだ。この日は、マスオ役の筒井道隆、フネ役の竹下景子も出席した。
またアニメ放送45周年を記念して、「サザエさん」の世界を身近に感じることができる特別巡回展「ありがとう45周年!みんなのサザエさん展」の開催も発表。宮城、福島、岩手など東北三県からスタートし、約2年をかけて全国を回る予定だ。(取材・文:嶋田真己)
「サザエさん アニメ&ドラマで2時間半SP」はフジテレビ系列で今秋放送
「ありがとう45周年!みんなのサザエさん展」は10月16日~27日に宮城会場、その後全国各地で開催