「007」小説シリーズ最新作の著者、ボンド役にダニエル・デイ=ルイスを希望
今秋発刊となる「007」小説シリーズ最新作「ソロ(原題) / Solo」の著者であるウィリアム・ボイドは、自分が手掛ける小説が映画化されるとしたら、ボンド役にダニエル・デイ=ルイスを希望しているとThe Independenceの取材で明かした。
「ソロ(原題)」は、1969年を舞台に、「007」小説シリーズのオリジナル著者であるイアン・フレミングのスタイルで描かれる作品になると言われている。
ボイドは、「ダニエル・デイ=ルイスは、フレミングが描き出したボンド像に近い。彼は長身で細く、手足が長くて濃い黒髪の美男子だ。それこそ、フレミングがボンドに描いていた通りのイメージなんだ」とコメント。
1989年の『マイ・レフトフット』、2007年の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、そして、今年の『リンカーン』で3度のアカデミー賞主演男優賞に輝いているデイ=ルイスは、ボイドが脚本を手掛けた1988年の映画『イングリッシュマンinニューヨーク』(日本未公開)に出演している。
現在、ボンド役を続投し続けているダニエル・クレイグは、以前にBBCの取材で「可能な限りボンドを演じ続ける」とコメントし、少なくともあと5作への続投が決まっていると報じられており、デイ=ルイス版のボンドの姿を見られるのは、かなり先のことになりそうだ。(鯨岡孝子)