隠し子発覚の山本太郎、「もう秘密はない」とキッパリ!
参議院議員で俳優の山本太郎が30日、渋谷のアップリンクで行われた映画『朝日のあたる家』の公開記念トークショーに太田隆文監督と共に出席し、議員当選後の暮らしぶりについて明かした。
福島第一原子力発電所の事故をモチーフに、大地震による原発事故を機にバラバラになっていくある家族の絆と愛、そして地元への思いを描いた本作。題材として原発を扱っていることからなかなか上映劇場が決まらなかったが、このたびようやく東京での上映が決定。この日も多くの観客が来場していた。
本作では、一家を心配して沖縄から駆け付ける主人公の伯父を演じている山本。「今までの活動はこの映画のためにやっていたようなものですよね。普通の役者の仕事なら、台本を読んでから向き合うものだけど、僕は2年間ずっとこういう活動を続けてきましたからね。ただ監督の要求に乗っかり、台本のセリフに身を任せるだけでした」と本作への思いを熱く語る。やがてそのあいさつはヒートアップし、観客に向けて「秘密保全法」への危機感を切々と訴え掛けると、「あいつ映画の宣伝に来たのに、また政治的な発言をしやがってという山本太郎でした」と締めて、会場を笑いに包んだ。
その後、報道陣向けの囲み取材に応じた山本。スピード離婚、そして別の女性との間に子どもが誕生していたことを秘密にしていたことが世間をにぎわせたことから、「山本さんの秘密はもうありませんか?」という厳しい質問も。それに対して山本は「これからの日本社会は情報公開をしていくべき。山本太郎のプライベートに関して秘密はありません」とキッパリ。
さらに「秘密に対する後ろめたさは?」という追及にも「(家族を)守らなきゃいけないのが前提でしたから。でももともと僕は開けっぴろげな性格なので、そういう意味でのつらさはありましたね」と返答。そんな中、太田監督は「この映画を取材したことは、秘密にせんといてくださいね」とユーモラスなコメントを付け加え、会場を沸かせていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『朝日のあたる家』は公開中