西島秀俊が記憶を奪われた天才科学者に!キム・ヒョジン&真木よう子共演の韓日ミステリーで主演!
俳優・西島秀俊が、第15回サントリーミステリー大賞読者賞受賞の司城志朗による「ゲノムハザード」(小学館文庫)を映画化した『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』(2014年1月公開)に主演し、何者かに記憶を“上書き”され奪われた天才科学者役を務めていることがわかった。共演は韓国の新進女優キム・ヒョジンと真木よう子。監督は、『オールド・ボーイ』などのパク・チャヌク監督のもとで助監督を務め、『美しき野獣』(2006)で長編監督デビューを果たしたキム・ソンス。
映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』フォトギャラリー
本作は、上書きされた記憶の謎を解き、衝撃の真実にたどり着く主人公の5日間を息詰まるような展開で描き切るアクション・サスペンス。ある日、自宅で殺された妻を発見し、冷たくなっているその妻からの電話を受けたことがきっかけで警察と名乗る男たちから追われることになる石神武人に西島、逃げる手助けをするが敵か見方かわからない女性記者にキム、石神の妻を装う女に真木がふんしている。
舞台は日本と韓国に広がり、難役ゆえに「この脚本に挑戦したいと思いました」と明かす西島は、「肉体的にも精神的にも本当に大変な撮影でしたが現場の集中力がとにかく高かったので、数々の素晴らしいシーンが、生まれたと思っています。観客の皆さんに楽しんでもらえるよう全身全霊を込めて演じました」と力と思いを込めた。
ヒョジンは西島に対して「演じることや映画に対して本当に熱い情熱を持っている方」と印象を語り、「過酷なスケジュールのなか、大変なアクションシーンや寝られない日々が続いても、つねに意欲的で、現場を楽しんでいる姿は、周りに大きなパワーを与えていました。共演できたことに誇りを感じています」と充実感たっぷり。真木は「監督・スタッフのほとんどが韓国の方という、日本の現場とは違う環境の中でチャレンジしたかったです」と率直な思いを明かしている。
ソンス監督は、日本の俳優・スタッフからプロフェッショナルな姿勢を共通点として感じたといい、「特に、西島秀俊さんの作品に対する熱意は感動的なレベルでした」と脱帽。「わたしも多くを学び、多くのことを感じることができた撮影でした。とにかくありがとうという気持ちでいっぱいです」と感激を言葉に表した。
本作は、10月3日に開幕する第18回釜山国際映画祭コリアン・シネマ・トゥデイ部門パノラマへの出品も決まっており、10月4日のワールドプレミア上映に合わせて西島は渡韓。ヒョジン、ソンス監督と共に記者会見やイベントに参加する予定だ。(編集部・小松芙未)
映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』は2014年1月24日全国公開