ジョブズを愛する著名人が集結!映画『スティーブ・ジョブズ』日本最速試写会
2011年に逝去したアップル社の創業者、スティーブ・ジョブズの半生をつづった伝記映画『スティーブ・ジョブズ』の日本最速試写会が3日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。この日はモデルの長谷川理恵、ヒップホップミュージシャンの高木完、ファッションデザイナーのドン小西ほか、ジョブズを愛する各界の著名人が多数出席し、上映を前にジョブズへの思いと本作への期待を熱く語った。
モデルであり1児の母でもある長谷川は、「うちの息子ももうすぐ1歳になるんですが、彼の世代もジョブズが作ったものにこれからどんどん関わっていくと思う。もうすでにiPhoneの赤ちゃん用アプリを愛用していて、小さい手で触って遊んでいるとすぐに泣きやむんです」とかわいいエピソードを紹介。さらに「ジョブズは全ての人の未来を作ったすごい人。その人がどんな人生を歩んできたのか、(映画で)観られるのがとても楽しみ」と目を輝かせていた。
一方、音楽作りにアップル社製品を愛用する高木は、「彼の自伝も読んだのですが、決して聖人ではないんですね。ジョン・レノンに似ているところがあって、彼も偉大な音楽家だったけれど、人間的には良くないところがいっぱいあった。そういった意味では、ジョブズにもロックを感じますね」とミュージシャンならではの視点からジョブズを分析する。
また、鮮やかな赤いハットで登場したドン小西は「ジョブズは若者のヒーローというか、成功者のイメージが強いけれど、(人生)そんなに甘くはないだろうと。僕自身も事業に失敗したこともあれば、大きな賞を頂いたこともあったりと、いろいろあったので、コイツもなんかあっただろうと。彼の人間としての裏側をのぞいてみたい」とジョブズを自身の人生と重ね合わせているようだった。
この日の会場には、モデルやタレントからミュージシャン、デザイナー、会社社長まで、幅広いジャンルの人々が集結。彼らをとりこにしたジョブズとはいったいどんな人物だったのか。成功と挫折を繰り返しながら壮大な夢を具現化していった彼の生きざまや人間性も、ファンにとっては大きな見どころといえる。(取材・文:坂田正樹)
映画『スティーブ・ジョブズ』は11月1日より全国公開