『夕陽の用心棒』ジュリアーノ・ジェンマさんが交通事故死 75歳
『夕陽の用心棒』などで知られるイタリアの俳優ジュリアーノ・ジェンマさんが現地時間1日、交通事故のため死去した。75歳。現地紙La Gazzetta dello Sportなどが伝えた。
報道によると、ジュリアーノさんは1日、ローマ近郊のチェルヴェーテリで車を運転していたところ、正面衝突の事故を起こしたとのこと。そのまま病院に運ばれたが、同日夜に死亡が確認された。なお、車にはジュリアーノさんの息子が同乗していたが、こちらは軽傷で済んだという。
1938年にローマで生まれたジュリアーノさんは、1965年の映画『夕陽の用心棒』を皮切りに、『荒野の1ドル銀貨』『南から来た用心棒』といったマカロニ・ウエスタンに立て続けに出演してブレイク。日本でもスズキのオートバイが「ジェンマ」と名付けられるなど人気を博し、ジュリアーノさんは「ジェンマ」のCMにも出演した。また、1991年の日本映画『フィレンツェの風に抱かれて』にも出演している。
近年はテレビを中心に活躍していたほか、彫刻家としても活動。俳優としては、2012年のウディ・アレン監督の映画『ローマでアモーレ』が遺作となった。(編集部・福田麗)