クロエ・モレッツ『キャリー』声優に潘恵子&潘めぐみ ハリウッド映画で親子初共演!
ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングの同名処女作を再映画化した『キャリー』の日本語吹き替え声優に、「機動戦士ガンダム」シリーズのララァ・スン役で知られる潘恵子と、実娘で声優の潘めぐみが起用されたことがわかった。潘親子がハリウッド映画で声優共演するのは初めて。
本作は、狂信的クリスチャンの母親から厳しい教育を受けたいじめられっ子の女子高生キャリーに “念動力(テレキネシス)”という超能力が芽生えたことから巻き起こる悲劇を描くホラー・サスペンス。主人公キャリーを演じるクロエ・グレース・モレッツを潘めぐみ、キャリーの母親役ジュリアン・ムーアの声を潘恵子が吹き替える。
約33年前にTBS系の映画番組「月曜ロードショー」でブライアン・デ・パルマ監督の『キャリー』(1976)がテレビ初放送された際に、主演女優シシー・スペイセクの日本語吹き替えを務めた潘恵子は、「風の便りで、キャリーのリメイク版ができることは聞いていました。娘のめぐみがキャリーの吹き替えができるといいな! と夢のように思ってはいましたが、まさかわたしまで母親役をいただけるとは」と驚きを隠せない。
一方の娘・めぐみも「時を越えた不思議なめぐり合わせに運命を感じています。それと同時に横(母)からのプレッシャーも(笑)。しかし、とても光栄です!」と親子二代で同役を演じ、実の親子がハリウッド映画で親子役を務める喜びを語っている。
母・恵子には旅行先のカナダのホテルで部屋の照明が点滅を繰り返した後に全部消えたこと、娘・めぐみには電源が切れていたCDプレーヤーが急に動き出し、最大ボリュームまで上がってしまったという『キャリー』さながらの不思議エピソードがあるという。『ボーイズ・ドント・クライ』のキンバリー・ピアースがメガホンを取る本作でその不思議な経験や親子だからこその魅力が生きることだろう。(編集部・小松芙未)
映画『キャリー』は11月8日より新宿ピカデリーほか全国公開