クドカン、「あまちゃん」続編に乗り気せず? 続編・スピンオフは「基本的に楽しめない」
脚本家・映画監督などの宮藤官九郎が、先月に放送終了したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」について、「(続編を)やるかどうかは俺ひとりじゃ決められない」と明かし、続編やスピンオフといった今後の展開にあまり乗り気でない様子を見せている。
宮藤は、10日に更新された所属事務所オフィシャルサイト内の日記コーナー「宮藤官九郎の小部屋の中の引出しの三段目の日記帖」の9月21日分で、脚本を手掛けた「あまちゃん」続編の可能性に言及。宮藤の元にも続編を求める声が多く寄せられているというが、宮藤自身は「でも、やるかどうかは俺ひとりじゃ決められないし、続編、再演、スピンオフは基本的に楽しめない性質なので」と消極的。宮藤は以前にも週刊誌で読者の質問に答える形で、続編の可能性を否定していた。
もっとも「あまちゃん」の続編をめぐっては、視聴者はもちろん、主演の能年玲奈が制作を熱望。NHKの松本正之会長も前向きなコメントを残すなど、事あるごとに話題になっている。だが、宮藤の脚本あっての「あまちゃん」という声も多いため、宮藤の姿勢が今後の展開を左右する可能性は高そうだ。
その宮藤は同日記の9月28日分では、同日に放送された「あまちゃん」最終話に触れて、「いいラストでした。トンネルの先に見える光。2人を海に飛び込ませなかったところに、井上(剛、演出)さんの品というか、センスを感じました。皆さん本当に本当にお疲れ様でした」とコメント。半年の放送を共に乗り切ったキャスト・スタッフをねぎらった。(編集部・福田麗)