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杉本彩、恋愛を成功させる秘訣は強い思い込み

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女性はスリルを求める傾向が強いと杉本彩
女性はスリルを求める傾向が強いと杉本彩

 ダニー・ボイル監督の最新作『トランス』に強い感銘を受けたという女優の杉本彩が、本作のテーマである人間の「記憶」と「潜在意識」が恋愛成就の上でも重要な鍵になると語った。

ダニー・ボイル監督の新作! 映画『トランス』写真ギャラリー

 本作は、盗まれた絵画の行方をめぐり、実行犯の一人である主人公・サイモンの失われた記憶を探っていったところ、本人すらも予想しなかった意外な真実が明かされていくという衝撃のサスペンス。人間は記憶の連続でできている、過去の行動と感情が人格形成に大きな影響を与えるという作品のメッセージに共感した杉本は、「恋愛にも同じようなことがいえると思います。本当の幸せというのは経験を積まないと見つけられませんから」と自らの経験を踏まえるように強く語る。

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 主人公サイモンの潜在意識へと入り込み、記憶を呼び覚ます手段として用いられるのが催眠療法だが、「恋愛そのものが、実はある種の催眠による洗脳だと思う」と杉本。「この人といることによって自分は幸せになれる、という強い思い込みこそが恋愛を成功させる秘訣(ひけつ)」としつつ、「ただし、その大前提として自分をよく理解して自信を持つことが大切。そうでないと間違った相手を選んでしまう」とくぎを刺す。

 また、本作を観た男女のうち恋愛で催眠療法を使ってみたいと答えた女性が13%しかいなかったのに対し、男性は42%にも上ったという試写会でのアンケート結果(配給調べ)を伝えたところ、「男性は恋愛に安定を求めるけど、女性はスリルを求める傾向が強い」と杉本らしい独自の視点で分析。「永遠の愛に対する願望って、実は女性よりも男性の方が強いんですよ」と恋愛スペシャリストらしい見解を述べた。

 そして、催眠療法は「世の恋愛にトラウマを持った人たちに役立つと思いますね。そういう人たちの記憶の中に入り込んで傷を癒やしてあげれば、きっと良い恋愛につなげていけるのでは」と杉本ならではのアドバイス。本作の驚くべきクライマックスを知れば、きっと彼女の言葉の意味もわかるはずだ。(取材・文:なかざわひでゆき)

映画『トランス』は全国公開中

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