北乃きい、愛の再生描く主演作に共感!佐野和真との復縁質問には無言貫く
女優の北乃きいが16日、映画『ヨコハマ物語』の完成披露試写会に、奥田瑛二、菜葉菜、佐伯めぐみ、泉沙世子、喜多一郎監督と共に登壇し、撮影の裏話などを語った。北乃は先日、写真週刊誌で俳優・佐野和真との交際を再開したと報道されたばかりだが、この日はプライベートに関する問い掛けには一切答えず会場を後にした。
おじさん1人、女性4人、子ども1人による、シェアハウスでの奇妙な共同生活を描く本作。撮影は今年の7月31日から行われていたというだけに、北乃も「撮影から間もないので、気持ちがまだ松浦七海(劇中の役名)のまま。今日は、七海の気持ちで話せます」と笑顔を見せる。
ベテランの奥田とは初共演となったが「面白い方。ご覧の通りダンディーでかっこいい。歩き方、しゃべり方、全ておじさんになりきってくれて、役でも『おじさん』って言いやすかった」とコメントした北乃。一方で作品については、「夢がたくさん詰まった作品。愛の再生を描いています。身近な、大切な人を改めて大切にしようと思った」と自身のプライベートと重ね合わせるように語った。
一方の奥田がふんしたのは、生きる希望を失いつつある中年男。「かっこいい奥田を期待して観にきた方には残念な結果になると思います」と笑いをとると、北乃をはじめ、魅力的な4人の女優に囲まれた撮影について「私情を挟まずやった」とコメント。すると菜葉菜に「私情を挟まずとおっしゃいましたが、『この中には好みの女性はいなかった』って言っておられました」と暴露される一幕も。映画については「無添加のビタミンをいっぱい心にくれる映画」と満足気に語っていた。
本作は、横浜を舞台に厳しい現実と向かい合う女性・松浦七海(北乃)と、妻と仕事を同時に失い人生に失望した男・田辺良典(奥田)が、地域の人々の温もりに触れながら再生の道を歩む物語。(取材・文 名鹿祥史)
映画『ヨコハマ物語』は11月16日より横浜ブルク13ほか全国公開