マイケル・ベイ監督、『トランスフォーマー』最新作を撮影中の香港で襲われる
映画『トランスフォーマー』シリーズ第4弾『トランスフォーマー ロストエイジ』を香港で撮影中のマイケル・ベイ監督が、複数の男たちに金を要求され、拒否したところ襲われたと報じられている。
映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』写真ギャラリー
香港警察のスポークスマンによると、逮捕された4人のうち2人は撮影現場近くに店を構える27歳と28歳のマック兄弟。彼らはベイ監督に10万香港ドル(約126万円)を要求し、拒否された腹いせに襲いかかったらしい。駆け付けた警察官も彼らに暴行を受けたという。(1香港ドル12.6円計算)
ベイ監督は自身のオフィシャルサイトで事件の真相についてコメントを発表。それによると、ロケ地近辺に店を構える人には、撮影から生じる影響を考慮して相応の額が支払われているそうなのだが、その日男たちはその4倍の額を請求し、ベイ監督はそれを断ったそう。
その1時間後、ベイ監督の返事を気に入らなかった男たちが再び撮影現場に現れ、エアコン用の部品を彼の頭に振り下ろしたとのこと。ベイ監督は男の一撃をかわし、犯人から武器を取り上げたそうだ。セット内で暴れる犯人について、「まるで映画『ワールド・ウォー Z』のゾンビのようだったよ。確保しようとした7人の男たちを持ち上げたり、噛み付こうとしたんだ」とコメントしている。
スポークスマンによると、ベイ監督は顔に軽傷を負っただけで、医師による治療を断ったとのこと。逮捕された男たちは、恐喝、暴行、および警察官に対する暴行で起訴される予定だといわれている。(澤田理沙・山口浩太)