WWE人気レスラーケインが殺人鬼に!残酷ホラー第2弾では前代未聞の殺し技が登場?
米WWE(ワールド・レスリング・エンターテインメント)スタジオとライオンズゲートが共同で製作するホラー映画『シー・ノー・イーヴル2(原題) / See No Evil 2』のパネル会見がニューヨークのコミコン会場で開催され、監督のソスカ姉妹と、ケインのリングネームで知られる主演のグレン・ジェイコブズ、WWEスタジオの代表マイケル・ルイジが登壇した。
2006年にアメリカで公開され、スマッシュヒットを記録したアクションホラー『シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ』。続編の監督に指名されたのは、昨年の長編デビュー作『アメリカン・マリー(原題) / American Mary』が好評だったカナダ出身の姉妹、ジェン・ソスカとシルヴィア・ソスカ。ルイジは二人の抜てきについて、「『アメリカン・マリー(原題)』の冒頭20分を観ただけで、度肝を抜かれてね。特別な才能を持った監督だと確信したんだ」と語る。
一方のソスカ姉妹も「WWEは以前から大好きだったの。彼らは世界一よ!」と今回のコラボレーションに喜びを隠せない様子。二人によると、この続編の舞台は「病院のモルグ」になるといい、ケイン演じるジェイコブの殺しの技については「オリジナルで、どこでも見たことがないもの」になると明言。さらに『アメリカン・マリー(原題)』で闇医療の世界にはまっていく主人公を演じたキャサリン・イザベルと本作でもタッグを組んでいるそうで、「あの子は本当に、本当にクレイジーなの! また一緒に仕事ができて最高!」と語った。
再びシリーズに戻ってきた、大人気プロレスラーにしてWWEのスーパースター、ケインはこう語る。「ジェイコブというキャラクターのバックグラウンドを探ることで彼に深みを与えることに興味があった。ジェイコブはユニークなキャラクターだよ。肉体的にパワフルなだけではなく、性格もひねくれていて異常だからね。ホラーの世界で重要なのは境界線がないこと。何をしてもいいんだ」。
この日の会見には、1992年のファンタジーホラー『レプリコーン』のリブート版、『レプリコーン:オリジンズ(原題) / Leprechaun:Origins』の監督ザック・リポフスキーと主演のプロレスラー、ホーンスワグルも登壇。終盤には、現在撮影中のこの2作品の特別映像が披露された。両作品ともR指定になることは確実で、アメリカで2014年上半期に公開される。(取材・文:小林真里)