クイーンメンバー、フレディ役にベン・ウィショーを希望
世界的な人気を博したバンド、クイーンのロジャー・テイラーが、同バンドのボーカル、フレディ・マーキュリーを描いたタイトル未定の伝記映画で、イギリスの若手俳優ベン・ウィショーをフレディ役に望んでいることを明かした。
ベン・ウィショー主演!映画『パフューム ある人殺しの物語』写真ギャラリー
これは、ロジャーがBBCの番組「One Show」で答えたもの。「バンドはイニシャル “B.W.”の俳優を要望している」と打ち明け、それに対して司会者が「それはベン・ウィショーのことか」と彼に聞き返すと、「そうなると良いけれど」とロジャーは返した。
さらに、フレディを演じるはずだったサシャ・バロン・コーエンの降板に関して、メンバーのブライアン・メイはClassic Rock誌のインタビューで、「われわれはサシャの存在が映画に合わないだろうと感じたんだ。彼は、映画『ヒューゴの不思議な発明』『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』『レ・ミゼラブル』で素晴らしい演技をしているが、それらは全てサシャらしい演技だった。観客は本当にフレディであると信じなければいけない。それが、サシャでは可能だと思わなかった」とも明かしていた。
本作は、映画『アルゴ』『ワールド・ウォー Z』で製作総指揮を務めたグレアム・キングと、ロバート・デ・ニーロ、ジェーン・ローゼンタールらの下で進行している企画で、『クィーン』のピーター・モーガンが脚本を担当する。同じく『クィーン』のスティーヴン・フリアーズや『レ・ミゼラブル』のトム・フーパーが監督候補に挙げられていたが、誰がメガホンを取るかはまだ決まっていない。
製作サイドは、クイーンのメンバーの意見を無視するわけにはいかないだろう。果たして誰が主役になるのか気になるところだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)