岡田将生、長澤まさみとの超緊張のラブシーンを激白!
幼なじみを事故で亡くして以来、恋ができなくなったヒロインの喪失感と再生を描いたいくえみ綾(りょう)の大人気コミックを実写映画化した映画『潔く柔く きよくやわく』で、ヒロインの瀬戸カンナを演じた長澤まさみと、彼女の新たな恋の相手になる赤沢禄役の岡田将生が撮影秘話を語った。
超緊張のキスシーンとは?映画『潔く柔く きよくやわく』フォトギャラリー
累計発行部数295万部突破の大ベストセラーで、傑作ラブストーリーといわれるいくえみ綾のコミックの実写映画化。カンナを演じた長澤は原作の大ファンだけに、「自分がこれまで思い描いてきた世界があって、だからこそのキャラクターへの思い入れもあったので、最初はわたしがカンナを演じるなんて……とプレッシャーを感じました」という。だが制服姿の高校時代から、心に深い傷を負いながら大人の女性になったカンナまで、いくえみの世界を見事に体現した。
岡田も映画『謝罪の王様』『四十九日のレシピ』など、多彩なキャラクターを演じる中で、本作は久々の純愛映画。「テレもあって、出来上がった作品を客観的には観られていないんです。でも、台本を読んだときに、ただの恋愛だけではなく、死を乗り越えた先の希望や再生も明確に表現していると思ったので、参加できてよかったと思っています」と振り返る。
長澤と岡田、互いに数々の話題作に出演している二人だが、今回が初共演。劇中では、神戸のとある街で印象的なキスシーンを披露しているが、互いに「緊張した」と笑う。とくに岡田は「手汗がすごかったんです。手をつながなくちゃいけないのに、汗が止まらなくて……。長澤さんに、『すみません、すみません』って何度も謝っていた記憶があります」と苦笑い。一方、長澤は「カンナは背伸びをしてキスをするんです。その姿がとってもかわいくて、新鮮でした」とお気に入りの様子。
二人そろって「男女もそして世代も問わず、ほんわかと心が温かくなって、泣けるラブストーリー」と語る本作。最後には、斉藤和義がこの映画のために書き下ろしたバラード「かげろう」が流れる。心に染みるラブストーリーは、観客のハートをがっちりつかむはずだ。(取材・文:前田かおり)
映画『潔く柔く きよくやわく』は10月26日より全国公開