渋谷にゾンビ出現!
25日、明日開幕するホラー映画の祭典「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2013」を記念した“ゾンビウォーク”が行われ、15体のゾンビが渋谷駅前周辺を練り歩いた。その後に行われたトークショーには元・あやまんJAPANのファンタジスタさくらだが登場し、「永遠の美しさを求めて美少女を食べるゾンビ」をイメージしたというゾンビ姿を披露した。
同映画祭は、SFやホラー系の作品を上映することで知られるスペイン・バルセロナのシッチェス映画祭で前年度に上映された作品の中から厳選した6作品を日本で上映する、本場公認の映画祭。ゾンビウォークは本場恒例のイベントで、この日のゾンビ一行はヒューマントラストシネマ渋谷からタワーレコード前、渋谷駅前をおよそ30分かけて闊歩(かっぽ)。突然のゾンビの出現に「びっくりした」と声を上げる通行人や携帯電話やスマホを取り出して撮影に熱中する人など、大いに町を沸かせた。
その後のトークショーには、さくらだと映画祭スペシャルサポーターの高橋ヨシキが出席。ホラー映画に造詣が深い高橋は「ゾンビウォークは世界各地でやっていますので、日本でもこれをきっかけにやればいいのに」ともっと盛り上がることを希望。最近のソンビ映画でゾンビの歩く速度は速まる傾向にあるが、高橋は「どっちかというと遅い方が好き。ゾンビって死んだ人で、死は病気の先にあると思うので、体調の悪い人が全力で走るのは想像つかないな」と持論も展開した。
さくらだは「怖いものやビックリ系は苦手で、ホラー映画は自分からは観ない」とのこと。しかし、6月にスチャダラパー・BOSEとの間に産まれた長女には「主人がホラー大好きなので、娘も主人の血を引いていますから、本人が好きだったらどんどん観ていいです」とあっけらかんとしていた。(中村好伸)
「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2013」は10月26日よりヒューマントラストシネマ渋谷(東京)、梅田ガーデンシネマ(大阪)、シネマスコーレ(名古屋)、KBCシネマ(福岡)にて開催