堀北真希、即位期間たった9日のイギリス女王に!英史上、最も忌まわしいスキャンダルが舞台化
女優の堀北真希が、たった9日間だけイギリス女王だった女性ジェーン・グレイの苦悩と真実を描いた舞台「9 days Queen ~九日間の女王」で主演を務めることが明らかになった。「ジャンヌ・ダルク」(2010年)、「二都物語」(2013年)に続き3作目の舞台となる堀北は、「運命に翻弄(ほんろう)されるジェーン。彼女を通じて何を皆さんに伝えられるか稽古を通してじっくり考えたいと思います。深く心に染み渡る作品になるよう頑張ります」と意気込みを語った。
ジェーン・グレイは、エリザベス1世が即位する5年前の1553年、在位期間がわずか9日間だけだったことから、「9 days Queen」(9日間の女王)と呼ばれたイギリス女王。本作では、家族の策略で政略結婚させられ、義父によって女王に祭り上げられた彼女が、権力闘争と宗教対立に巻き込まれ、16歳の若さで命を燃やすまでの物語が描かれる。
俳優としても活躍し、堀北とは舞台「ジャンヌ・ダルク」でもタッグを組んだ演出の白井晃は、「この作品は堀北さんあっての作品です。『ジャンヌ・ダルク』では、フランス軍を動かす意志の強い少女の役でしたが、今回は、運命に翻弄(ほんろう)される少女の話。前回とは全く違うアプローチが必要だと思います。それ故に、堀北さんの新しい側面が観られると思います」と期待を寄せた。
脚本は、近年オリジナル作品に加えて歴史小説やシェイクスピア作品をダイナミックに脚色するなど、話題作を多数世に送り出している青木豪。音楽は、パリを拠点にピナ・バウシュ、ロバート・ウィルソン、ヴィム・ヴェンダースら名だたるアーティストと創作活動を共にし、映画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』への楽曲提供も記憶に新しい、三宅純が手掛ける。(編集部・中山雄一朗)
舞台「9 days Queen ~九日間の女王」は2014年2月26日~3月16日、赤坂ACTシアターにて公演