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山田洋次、高倉健の文化勲章に喜び!「どんなにはずかしそうな顔をするか」

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高倉健、山田洋次監督
高倉健、山田洋次監督

 映画監督の山田洋次が25日、映画『幸福の黄色いハンカチ』や『遙かなる山の呼び声』などでタッグを組んだ俳優の高倉健の文化勲章受章が発表されたことを受け、「『映画人』として文化勲章を受章されたことが、とてもうれしいです」と喜びのコメントを寄せた。

山田洋次監督の最新作『小さいおうち』写真

 山田監督は「日本人は、高倉健という典型的人間像を持っています。それをつくり出した健さんは、自分自身の人生と人格もそれに重ねてしまった。そんな俳優は滅多にいません」と高倉をたたえると、「彼は戦後の、飢餓時代を知っているからこその飢えた目を持っています。その鋭い目を保つために、今でも努力を続けていると思います」と続けている。

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 最後は「本当は、おめでとうと言いたいが、どんなにはずかしそうな顔をするか。それを想像すると言葉が止まってしまいます」と高倉の人柄を知る山田監督だからこそのコメントで締めくくられている。

 山田監督がメガホンを取り、高倉が主演を務めた名作『幸福の黄色いハンカチ』(1977)は、第1回日本アカデミー賞作品賞、監督賞、主演俳優賞など6部門で受賞。2008年には『イエロー・ハンカチーフ』として、ウィリアム・ハート主演でハリウッドリメイクもされている。(編集部・市川遥)

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