新『スター・ウォーズ』、原点回帰か? オリジナルの脚本家が参加へ
世界中が注目している新作『スター・ウォーズ:エピソードVII(原題) / Star Wars: Episode VII』で、脚本は当初執筆する予定だった映画『トイ・ストーリー3』の脚本家マイケル・アーントに代わって、J・J・エイブラムスとローレンス・カスダンが手掛けることがDeadlineほか複数のメディアによって明らかになった。
本作は、ディズニーの下で製作される予定の作品で、昨年の11月に40~50ページからなる概要を執筆するために雇われたのがアーントだった。さらに彼は、これから手掛けられる同シリーズの3部作のうち、残り2作のトリートメント(物語を概略的に説明したもの)を担当することになっていた。
『スター・ウォーズ:エピソードVII(原題)』の概要を膨らませるために、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』の脚本を手掛けたカスダンが加わり、本作で監督を務めるエイブラムスと共同執筆することになったようだ。
ルーカスフィルムズの共同会長キャスリーン・ケネディは、今回の決定について「わたしはすでに書かれた概要と、これから脚本を執筆することになるラリー(カスダン)とJ・Jにすごく興奮しています。『スター・ウォーズ』の基盤となるストーリーの展開を、ラリーのように理解している人は少数で、彼のこの大作への復帰は信じられないくらいです。J・Jも、もちろん素晴らしい脚本家です」とコメントを残している。
オリジナルの脚本家が関わることで、原点回帰を想起させる。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)