『司祭』『フェイス』のアントニア・バード監督が54歳で死去
イギリス出身の女性監督アントニア・バードさんが、病気のため54歳で亡くなったとVarietyなど複数媒体が伝えた。
映画『司祭』『フェイス』『ラビナス』に出演しているロバート・カーライルは、自らのツイッターに「今日はとても悲しい日だ。アントニア・バードの冥福を祈ります。さようなら、僕の美しい友人よ」とコメント。また、バード監督が手掛けたBBCのテレビドラマ「ザ・ヴィレッジ(原題) / The Village」に出演、映画『ヒューマン・トラフィック』などでも知られるジョン・シムも、同じくFacebookで、「昨日、とても悲しい知らせを受け取った。素晴らしいアントニア・バードが亡くなった。類いまれな、インスピレーションに満ちた美しい魂の持ち主。アントニアの冥福を祈ります」とメッセージを書いている。
バード監督はこれまで、BAFTAやベルリン国際映画祭などで賞に輝いており、国際的に広く評価されてきた。演劇の監督としてキャリアをスタートさせたバード監督は、映画界のみならず、「イーストエンダーズ(原題) / EastEnders」などのテレビシリーズでも活躍、多岐にわたる才能を発揮した。
心よりご冥福をお祈りしたい。(鯨岡孝子)