ミッツ・マングローブ「恋は要らない」 驚きの恋愛観を披露
タレントのミッツ・マングローブが29日に行われた映画『恋するリベラーチェ』公開直前イベントに出席し、「わたし、恋は要らない」と宣言した。本作は、スティーヴン・ソダーバーグ監督が、かつて世界で最も稼ぐエンターテイナーと呼ばれたピアニスト・リベラーチェ(マイケル・ダグラス)の私生活を描いた伝記ドラマ。リベラーチェが一人の男(マット・デイモン)と出会い、愛し合うようになってから、死を迎える1987年までの晩年の10年間をつづる。
そんな本作に掛けて「恋」の話を聞かれたミッツは、「優先順位がわかったの。肉! 肉が欲しいの!」と力を込め「心はもういい。肉体がついてこない恋なんてしょうがない」と驚きの恋愛観を披露。さらに「同性愛って、背徳感や罪悪感を自ら抱いて、それでちゅうちょしてしまうってあると思うんです。そして、そこに自らふたをして、自分で暗示をかけて、相手に依存しちゃうカップルは多い」と持論を展開した。
この日のイベントには、ミッツのほか、おすぎとピーコも出席。おすぎは「大スター2人がやるっていうので度肝を抜かれました。でも、サラリとできているゲイの映画」と本作を表現し、「恋をするってこういうことなんだな、っていうのがよくわかる映画になっていて、どの年代の人が観ても納得できる映画になっていると思います」と絶賛した。
一方のピーコは「ゲイって見られるだけで嫌な思いをしたあの時代に、スターだったリベラーチェが(きらびやかな)あの衣装で出てくることは大変だったと思う」とコメント。さらに「ピアノがうまかったから認められたけど、これからミッツはどうするのかしら」とこの日、リベラーチェさながらの衣装で登場したミッツの今後を心配して会場を笑わせた。(取材・文:嶋田真己)
映画『恋するリベラーチェ』は11月1日より新宿ピカデリーほか全国公開