美少女クロエ・モレッツ16歳の色気!血まみれ『キャリー』撮影は女子パワーで乗り切った!
伝説のホラーを復活させた映画『キャリー』に主演したクロエ・グレース・モレッツ。16歳となり大人の女性の美しさも漂わせ始めた彼女が、3年ぶりに来日を果たし、作品と自身について語った。
高校ではいじめの対象で、家では厳格な母親に監視されるキャリー。素顔の自分とは真逆というキャラクターについてクロエは、「わたし自身は家族関係に恵まれ、みんなに愛されているから、普段の生活では経験できないことを演技で挑戦した感じね」と思い詰めた表情を貫くキャリーと違い、キュートな笑顔で答える。さすがに緊張したという、頭から血を浴びるシーンの撮影も「あの瞬間だけはクレイジーだったわ。体がベトベトな血のカーテンに覆われたみたいになったのよ!」と懐かしそうに振り返った。
今回、その役にここまで入り込めたのは、周囲の「女子パワー」だったとクロエは分析する。「母親役のジュリアン・ムーアは、カメラが回ると急に演技のスイッチが入って、わたしも自然に引きずられたの。監督のキンバリー・ピアースも女性だから、わたしたちを無理にキレイに見せようとか、衣装の乱れを直そうとか、余計な演出がなくてやりやすかった」という。
そんなクロエは、もしキャリーのような念動力が使えたらと尋ねられると、「うーん、難しい質問ね。でも、この仕事をしていると、たまに静かな生活を送りたくなる。もしパワーを使えたら、話し続ける相手の口を一瞬閉ざして静寂な空間を作りたいわ」とキャリーが念動力を発する劇中のポーズと共に、おちゃめな表情を見せた。
『キャリー』の後は、2度目のヒット・ガール役となる『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』が来年2月に日本公開。さらにデンゼル・ワシントン共演の『ジ・イコライザー(原題) / The Equalizer』も待機中だ。「『ジ・イコライザー』では娼婦(しょうふ)を演じたの。ロシアからアメリカに連れて来られたダークな役で、実際に同じような境遇の人たちに会って役づくりしたわ」と語るなど、クロエのチャレンジ精神はますます加速しているようだ。(取材・文:斉藤博昭)
映画『キャリー』は11月8日より全国公開