豪華キャスト共演のウェス・アンダーソン最新作、ベルリン映画祭オープニング作品に決定!
映画『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』などで知られるウェス・アンダーソン監督最新作『ザ・グランド・ブダペスト・ホテル(原題)/ The Grand Budapest Hotel』が、第64回ベルリン国際映画祭のオープニング作品に決定した。同映画祭ディレクターであるディーター・コスリックは本作を「紛れもないアンダーソン的な魅力のある映画」と評している。
本作は、有名ホテルの接客責任者(レイフ・ファインズ)と、その信頼できる友となるベルボーイ(トニー・レヴォロリ)の物語。ルネサンスの名画の盗難や莫大(ばくだい)な資産をめぐる争いを織り交ぜ、二つの大戦に挟まれた時代を舞台に描く。ティルダ・スウィントンが白髪にしわしわの肌の老け役で登場することも話題になっており、俳優の新しい面を引き出すことでも知られるアンダーソン監督の手腕が楽しみな作品だ。
アンダーソン監督は、過去に『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』『ライフ・アクアティック』でも同映画祭を盛り上げている。本作もビル・マーレイ、ジュード・ロウ、エドワード・ノートン、ウィレム・デフォー、オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、レア・セドゥほか多数の主役級スターが脇を固める豪華さで注目されそうだ。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)
第64回ベルリン国際映画祭は2014年2月6日から16日まで開催