マイティ・ソー新作がトップ!2位以下はデッドヒート! -11月11日版
全米ボックスオフィス考
映画『マイティ・ソー』の第2作目となる映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』が、1作目の興収を30パーセント以上も上回る大ヒットを記録し、8,574万ドル(約85億7,400万円)をたたき出して今週の全米ナンバーワン映画となった。ちなみに2013年公開のデビュー興収ランキングでは、第4位となっている。(1ドル100円計算)
前作を超えるヒットとなった映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』場面写真
アイアンマンのロバート・ダウニー・Jrに比べると、知名度の点ではマイティ・ソーのクリス・ヘムズワースはまだ新人の部類。そんな彼のマーベル作品がここまで大ヒットしたのは、特筆に値すること。映画『アベンジャーズ』が空前のヒットを記録したことで恩恵を得たところもあるが、マーベルのヒーローたちの中でマイティ・ソーの存在が大きくなってきている証しともいえる。
第2位は、先週と同じで映画『ジャッカス・プレゼンツ:バッド・グランパ(原題) / Jackass Presents: Bad Grandpa』。週末に1,133万ドル(約11億3,300万円)の興収を上げた本作は、この調子でいくと最終的には1億ドル(約100億円)の大台に乗ると予想されている。
先週からワンランク上昇して第3位は、アニメ映画『フリー・バーズ (原題) / Free Birds』で1,111万ドル(約11億1,100万円)。1,104万ドル(約11億400万円)の興収で第4位となったコメディー映画『ラスト・べガス(原題) / Last Vegas』とデッドヒートを展開し、およそ8万ドル(約800万円)という僅差でトップ3に入った。
第5位は、先週の首位から急降下してしまった映画『エンダーのゲーム』。62パーセントの興収減で1,026万ドル(約10億2,600万円)という結果だった。
今週末に控えている大作はゼロ。アフリカン・アメリカン層をターゲットにしたコメディー映画『ザ・ベスト・マン・ホリデー(原題) / The Best Man Holiday』が2,000館で公開予定だが、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』には及ばないとみられており、このままでいくとマイティー・ソーのトップが少なくともあと1週は続く可能性が大きい。(ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)