キアヌ・リーヴス、真田広之の演技・人間性を絶賛「共演うれしかった」
主演映画『47RONIN』のプロモーションのため来日したハリウッド・スター、キアヌ・リーヴスが18日、共演の真田広之、浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ、赤西仁、カール・リンシュ監督と共に都内で記者会見を行い、真田の人柄や役者としての姿勢を絶賛した。
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『47RONIN』は、不動の人気を誇る「忠臣蔵」を大胆にアレンジしたアクションファンタジー。キアヌは「日本でよく知られた話を脚色し、国土と名誉と武士道を取り戻す話。わたしにとってもやったことのない役で、心が躍る気持ちだった。撮影中、日本の方の忠臣蔵への思いの強さも伝わってきた。素晴らしい作品に仕上がっていると思います」とニッコリ。
異端の混血浪人カイを演じ、大石内蔵助(真田)ら赤穂浪士と共に吉良上野介(浅野)と戦う役どころだが、真田については「真田さんのような非常に高い技術を持ち、ジェントルマンで、アーティストな方と共演できてうれしかった。心からお礼を言いたい」と述べ、「本当に素晴らしくアメイジングだった。俳優としてプロ意識を持って、献身的で、自分だけでなく、周りの人全てのことを考えていた。人間的な面でも素晴らしい方」と絶賛。
真田も「キアヌと最初に会ったときは、彼はもうすでに日本語の勉強をしていて、刀の使い方も学び、侍らしくなっていた」と語り、「彼は世界的なビッグスターでありながら、いい意味で普通の人。謙虚でシャイでね。自分に厳しく人に優しい彼の姿勢は、まさに武士道に通じるところがあり、そういう部分を非常に尊敬している。慣れないわれわれを笑顔で和ませもしてくれた」と共演を振り返った。(取材・文:名鹿祥史)
映画『47RONIN』は12月6日より全国公開